ＪＲ芸備線の問題です。一部区間の存続を議論する再構築協議会について岡山県は協議に参加する意向を国に伝える方針を明らかにしました。

（岡山県　伊原木隆太知事）
「備中神代駅から備後庄原駅までの区間のうち、岡山県域にかかる区間についてこれまでの利用促進取組みに加え、国の関与による鉄道再構築の 協議を始めることにした」

再構築協議会は国が調整役となり、利用が低迷する路線の存廃を鉄道事業者や沿線自治体が話し合うもので、ＪＲ西日本が全国で初めて、芸備線の一部区間について国に設置を求めていました。

国は県や沿線の自治体に対し協議会に参加するかや、設置した場合のメンバーなどについて、意見聴取を行っていて、県はこの回答期限の延長を申し入れていました。

１１月２１日の定例会見で伊原木知事は協議会が設置された場合は参加する旨回答する方針を示し、芸備線だけでなく地域全体の公共交通について沿線自治体の意見が反映されるような協議体制を作るよう求めることにしています。

岡山県は１１月２７日までに正式な回答文書を作成し、中国運輸局へ提出することにしています。