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新庄村の女性 最高裁違憲判断を受けて岡山家裁津山支部に再び性別変更の申立書を提出【岡山】

2023.12.15

新庄村の女性 最高裁違憲判断を受けて岡山家裁津山支部に再び性別変更の申立書を提出【岡山】

戸籍上の性別変更に必要とされる手術要件について、最高裁判所は2023年10月、「違憲」と判断しました。手術なしで性別を変更する申し立てを一度退けられたことのある岡山県内の女性が12月15日、再び申し立てを行いました。

(臼井崇来人さん)
「時代の流れ的な事もあったので、申し立てをしても前に進むのではないかと希望を持って提出した」

岡山家庭裁判所津山支部に申立書を提出した、岡山県新庄村に住む臼井崇来人さん(50)。申し立てでは戸籍上、女性の性別を男性に変更することを求めています。

幼少期から女性として生きづらさを感じていた臼井さん、約10年前に性同一性障害の診断を受け男性として生活しています。

2016年に一度性別変更の審判を申し立てましたが、生殖能力をなくす手術を受けていないことを理由に、認められませんでした。

こうした中、2023年10月、最高裁判所は戸籍上の性別変更に生殖機能をなくす手術が必要だとする法律の要件について「違憲」と判断。臼井さんはこれを受け、再び申し立てをすることにしました。今回は性別変更が認められる可能性があります。

(臼井崇来人さん)
「最高裁の判断もあり、自分はまっとうなことを主張していて、最高裁でもそうだと言ってもらえた。後ろ盾を持って気持ちが全然違う。保険証や性別欄を提出するのが嫌で病院にかからなかったり、いまは男女の結婚しか認められていない。そういう制約もある、それが解消できれば」
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