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2023.12.20

笠岡市議会でハラスメント防止条例案可決 ”パワハラ疑惑”の市長「状況は分からずじまい」と主張【岡山】

市長のパワハラ発言と疑われる音声データが公表され問題となっている笠岡市で12月20日、市長や議員らを対象としたハラスメント防止条例案が市議会で可決されました。

12月定例笠岡市議会は最終日を迎え、2023年度の補正予算案とハラスメント防止条例案が可決されました。条例はパワハラやセクハラ行為、誹謗中傷などを防ぎ良好な職場環境の確立を目指します。

専門知識を持つ第三者が対応する相談窓口を設け、市長や議員らのハラスメント行為が確認された場合は公表するとしています。議会によりますと市長ら特別職、議員が対象となる条例の制定は県内の市では初めてだということです。

ハラスメントを巡っては小林市長が職員に対し「お前ナンセンスなんだよ」などと叱責したと見られる音声データが特別委員会で公表され、市長にパワハラ発言の疑惑がもたれています。

(笠岡市 小林嘉文市長)
「録音されたテープがどういう状況で起きたのかその後も全く分からずじまい。パワハラは一切あったらいけないと常に情報発信をしている、職員一人一人が気持ちよく働ける環境整備を私が先頭になって環境づくりをしている最中。その方向は全く変わらない」

市長の発言については条例をもとに有識者らによるハラスメント対策委員会などが精査していくとしています。