2023.12.21
国の運輸安全委「遮断機・警報機のない踏切」の廃止求める ことでん踏切死亡事故の調査報告書公表【香川】
2023年3月、香川県まんのう町の踏切で、高齢の女性が列車にはねられ死亡した事故について、国の運輸安全委員会は調査報告書を公表しました。報告書では遮断機と警報機がない「第4種踏切」の廃止を求めています。
この事故は23年3月、香川県まんのう町にあることでん琴平線の踏切で、近くに住む当時83歳の女性が琴平行きの下り列車にはねられ死亡したものです。列車の乗員・乗客11人にケガはありませんでした。
調査報告書によりますと、この踏切は遮断機や警報機がない第4種踏切で、死亡した女性が列車の接近に気付くのが遅れた可能性があると指摘しました。また、女性が踏切に進入した時点で運転士が非常ブレーキを操作していたとしても、踏切の手前で停止することは困難だったと推定されるとしています。
この事故を受け、ことでんはこの踏切について、遮断機と警報機がある第1種踏切への移行を進めています。運輸安全委員会は他の第4種踏切についても廃止や第1種化を求めていて、ことでんは23年8月までに県内39ヵ所のうち5ヵ所を廃止しています。
この事故は23年3月、香川県まんのう町にあることでん琴平線の踏切で、近くに住む当時83歳の女性が琴平行きの下り列車にはねられ死亡したものです。列車の乗員・乗客11人にケガはありませんでした。
調査報告書によりますと、この踏切は遮断機や警報機がない第4種踏切で、死亡した女性が列車の接近に気付くのが遅れた可能性があると指摘しました。また、女性が踏切に進入した時点で運転士が非常ブレーキを操作していたとしても、踏切の手前で停止することは困難だったと推定されるとしています。
この事故を受け、ことでんはこの踏切について、遮断機と警報機がある第1種踏切への移行を進めています。運輸安全委員会は他の第4種踏切についても廃止や第1種化を求めていて、ことでんは23年8月までに県内39ヵ所のうち5ヵ所を廃止しています。