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2023.12.22

被害は繰り返す…77年前の南海トラフ地震を教訓に今、被害を前提とした備えを【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。77年前‘の(1946年)12月21日に発生した南海トラフ地震から、今しなければいけない備えを考えます。

(防災士 小林宏典記者)
「写真は77年前の(1946年)12月21日に発生した昭和南海地震の時の香川県内の被害を撮影したものです。その被害から備えのポイントが見えてきます」
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■77年前からの警鐘
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1946年12月21日に発生した昭和南海地震では和歌山県沖を震源とするマグニチュード8の地震が発生し、西日本の広い地域で震度6から4の揺れを観測しました。岡山県と香川県では揺れや液状化に伴う建物の倒壊などでそれぞれ52人が死亡しました。
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■地盤のリスクいまも
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甚大な被害をもたらした昭和南海地震ですが、次の南海トラフ地震でも同じ被害が起きる恐れがあります。

昭和南海地震の後の香川県沿岸部の写真です。液状化で地盤沈下しそこへ津波が到達、建物が倒壊するなど大きな被害がでました。
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一方、岡山県でも地盤の弱い県南部に被害が集中、液状化や地盤沈下で1201戸の家屋が全壊、2707戸が半壊したほか、
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道路や鉄道の線路が損壊、交通網に影響がでました。
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その地盤のリスクは77年たった今も変わっていません。前回、被害が集中した場所は次も同じような状況に陥るリスクがあります。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。地盤の軟弱な場所では液状化や地盤沈下が繰り返し発生します。77年前の地震を教訓にそれを前提とした備えを進めましょう。
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