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能登半島地震でも耐震化の遅れ明らかに…住宅の耐震化大丈夫ですか?【備えのツボ 岡山・香川】

2024.08.21

能登半島地震でも耐震化の遅れ明らかに…住宅の耐震化大丈夫ですか?【備えのツボ 岡山・香川】

(2024年1月11日配信)

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。能登半島地震で相次いだ住宅の倒壊。背景には、過疎地で進まない住宅の耐震化がありました。

(防災士 新田俊介記者)
「能登半島地震で被災した石川県輪島市では多くの木造住宅が崩れました」

■「倒壊リスク浮き彫りに」

石川県発表の資料で住宅被害の欄に並ぶ「多数」の文字。
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把握しきれないほどの被害が出たことを表しています。震度6強を観測した輪島市では、多くの人が倒壊した住宅の下敷きになったとみられています。
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その背景の1つと考えられているのが、住宅の耐震化。輪島市では2019年時点で45.2%と、全国平均を大きく下回っていました。

■「耐震化に地域差」

岡山・香川両県の住宅の耐震化率は80%を超えていますが、市町村別に見ると実は差があります。例えば岡山市は88%ですが、新見市や真庭市は60%台、高松市は85%ですが、直島町では65%などとなっています。
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住宅需要の高い都市部と比べ、古い木造住宅に住む高齢の世帯が多い地域で低い傾向で、多額の費用が必要な耐震化工事をためらう人も少なくないと見られます。各市町村は工事費用の補助制度を設けていますので、ご存じない方は一度、確認してみてください。

南海トラフ巨大地震で香川県では約2万5000棟の建物が全壊すると推計されていますが、全ての建物が耐震化されれば被害は11分の1になるとされています。
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そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。住宅が倒壊すると、道路をふさぐなどして避難に支障が出ることも考えられます。
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耐震化で助かる命があります。一度はあきらめた人も、これまで考えたことがなかった人も、今一度、検討してみてはいかがでしょうか。
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