高松市のサンポート地区に２０２５年３月完成予定の新しい県立アリーナについて、県教育委員会は１月３１日、工事費がこれまでの約１９０億円から約２０２億円に増える見通しを示しました。物価高騰が主な理由としています。

３１日の県議会の特別委員会で示されたもので、物価の高騰を理由に工事費がこれまでの約１９０億円から約２０２億円に増えるとしています。備品整備費についても新たにセンタービジョンを設置することなどで、当初の７億円から約２２億３０００万円に増える見通しを示しました。

また３１日、特別委員会の県議らが、建設中のアリーナの内部を視察し、屋根や観客席、入口の予定地などの工事の進捗状況を確認していました。

（県立アリーナ整備等に関わる特別委員会　鏡原慎一郎委員長）
「（工事費増加については）良いものをつくって、県民が少しでも香川県内で多くのアーティストに触れたり、文化芸術も含めて施設を利用してもらうことによって理解いただけるものと思っている」

新しい県立アリーナは２０２５年３月の完成予定で、施工業者によりますと進捗状況は現在、６割から７割の間で工事は順調に進んでいるということです。