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2024.02.27

両備グループの大規模採用は目標の約6割を達成 新たな働き方や“二刀流”支援も発表【岡山・岡山市】

時間外労働の規制強化で運輸・物流業界のドライバー不足が懸念される、いわゆる「2024年問題」。その問題に備えるため大規模な採用活動を行っている岡山市の両備グループは、これまでに目標の約6割、126人を採用したと発表しました。

岡山市を中心にバスやタクシー、路面電車などを運行する両備グループ。2023年6月から1年間でそれぞれの乗務員合わせて200人を採用するため、賃金を上げたり福利厚生を改善する施策を打ち出してきました。

その結果、これまで732人の応募があり、そのうち126人が採用されました。

(両備グループ トランスポーテーション&トラベル部門 大上真司副部門長)
「かなり良いペースで採用が進んできているので、“乗務社員満足度宇宙一”ということで乗務員が長く両備グループでしっかり活躍してもらう施策を打ちだしていく」

そして2月27日、新たに発表されたのは、勤務時間や働き方を希望できる「ワークライフバランス型」の正社員や、バスの2種免許に加えて路面電車の免許を取得する「二刀流」を支援する制度などです。両備グループはこれらの取り組みを通じ乗務員の確保、定着を実現させ2024年問題解消につなげる考えです。

(両備グループ トランスポーテーション&トラベル部門 大上真司副部門長)
「乗務社員を充実させてバスをそろえ、運行能力をしっかり維持した上で、客に求められるサービスをしっかり提供していくことを目指し(採用)プロジェクトを展開している」

両備グループでは今後も新たな取り組みを検討し、2024年6月末までに乗務員の200人採用を目指すということです。