備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。２月２６日、愛媛県と広島県で震度４を観測した地震を踏まえ、緊急地震速報の発表時に取るべき行動をおさらいしておきましょう。

２６日、愛媛県南予を震源としたマグニチュード５．１の地震が発生。愛媛県と広島県には緊急地震速報が発表され、両県では震度４を、岡山・香川では震度２を観測しました。

■運用１７年　緊急地震速報

緊急地震速報は最大震度が５弱以上と予想される地震で、予想震度が４以上の地域などに発表されます。

２００７年の運用開始から約１７年で２９６回発表され、岡山・香川が最後に対象となったのは、２０２２年１月、九州で震度５強を観測した地震です。

■どう行動？利用の心得

緊急地震速報の発表から強い揺れの到達までは、数秒から、長くても数十秒です。

しかし、されど数秒、その間に命を守るための行動は取れます。

頭を保護し安全な場所に移動する。
あらかじめ、家の中に家具などが倒れてこない安全なスペースをつくっておくことも有効です。
エレベーターに乗っていたらすぐに最寄りの階に停止させて降りる。
屋外ではブロック塀のそばから離れることもできます。

速報にすぐに反応できるよう、携帯電話各社のホームページで通知の音声を視聴しておくのもいいかもしれません。

押さえてほしい備えのツボはこちら。
緊急地震速報が出たら、慌てず身を守る。そのためには防災訓練などで取るべき行動を確認しておくことが重要です。そうすれば、わずかな時間が命を守る貴重な時間になるはずです。