OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
四国の玄関口「坂出北IC」の24年度中のフルIC化を阻んだ大小70もの“岩石” 現地を取材【香川】

2024.03.06

四国の玄関口「坂出北IC」の24年度中のフルIC化を阻んだ大小70もの“岩石” 現地を取材【香川】

四国の玄関口の話題です。

本州から瀬戸大橋を渡って最初のインターチェンジ、坂出北インターチェンジは現在、本州方面に対しての乗り降りしかできないハーフインターとなっていますが、
坂出北IC 01
四国方面に対しても乗り降りができるフルインター化が計画されていて、2024年度中の供用開始が予定されていました。
坂出北IC 02
しかし、整備する道路付近の法面に大きな岩石が見つかり、2025年度以降に供用開始が遅れるということです。現地を取材しました。

人の背丈を大きく超える巨大な岩石。今回見つかった岩石の一部です。
坂出北IC 03
(早川祐貴記者)
「岩石はあのあたりから約100メートルに渡って見つかりました。その数は大小様々約70個に上ります」

本四高速によりますと岩石が見つかったのは2023年2月、最大のものは高さ2.7メートル、幅3.8メートルに上ります。落石などの可能性について調査した結果、石にネットをかけたり落下防止の柵を設置したりする対策が必要になり、2024年度中の供用開始の予定が2025年度以降にずれ込むことになりました。

(坂出市都市整備課 鷺岡宗利課長)
「2024年度末の供用開始を目指していたが、遅延することは残念な気持ちでいっぱい」
坂出北IC 04
坂出北インターチェンジのフルインター化は2017年7月に坂出市などの事業として採択されたもので、四国方面に対しても乗り降りができるよう改良されます。

(坂出市都市整備課 鷺岡宗利課長)
「今は本州に向かってのハーフインターチェンジですので、それが四国4県に行けるのは強みになる。これからいろいろと坂出市も変わっていくので、その中で坂出北ICの重要度は増してくる」

物流面や防災面でもメリットがある坂出北インターチェンジのフルインター化。具体的な供用開始の日程は落石対策にめどがつき次第発表されます。