2024.03.07
5年ぶりに琴平のまちに「歌舞伎のぼり」が復活へ…第1回公演から制作を手掛ける工房の親子の思い【香川】
春の風物詩復活です。香川県琴平町で4月、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が5年ぶりに開かれます。町の工房では今、座頭の松本幸四郎さんなど、役者の名前が書かれた「歌舞伎のぼり」の制作が進められています。
創業110年を超える琴平町の染物店の工房、「染匠吉野屋」です。4月5日から開かれる「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を前に、金刀比羅宮の参道などに立てられる「歌舞伎のぼり」の制作が進められています。
(染匠 吉野屋四代目 大野篤彦さん(44))
「5年ぶりにのぼりが町中に立つと思うと、楽しい気持ちになるし、ちゃんとした物を作らないと、と思う」
現存する日本最古の芝居小屋、琴平町の「金丸座」で5年ぶりの開催となるこんぴら歌舞伎。毎回、2万人を超える客が集まり、経済波及効果は10億円に上ると言われていますが、新型コロナの影響で2019年を最後に中止が続いていました。
町で唯一の染物店である吉野屋では、座頭の松本幸四郎さんなど、役者の名前が書かれたのぼり約60本を全て手作りで制作しています。大野さんの父、等さん(70)は、香川県に伝わる「讃岐のり染め」の伝統工芸士で、1985年の第1回公演からのぼりの制作を手掛けています。
(染匠 吉野屋三代目 大野等さん)
「寂しい期間が5年ほど続いたので、5年ぶりに琴平のまちがにぎやかになると思う」
染められたのぼりは、天日干しをして色を定着させたあと、水で洗いミシンで縫って完成します。
(染匠 吉野屋四代目 大野篤彦さん)
「(のぼりは)まちの風物詩というイメージも持つ人が多いので、のぼりがまちに立つと歌舞伎と春が来たという印象があると思う。こんぴら歌舞伎をきっかけに、琴平町に何回も来てもらえるようになったら」
完成したのぼりは、3月下旬頃から立てられるということで、琴平のまちに春の訪れを告げてくれそうです。
創業110年を超える琴平町の染物店の工房、「染匠吉野屋」です。4月5日から開かれる「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を前に、金刀比羅宮の参道などに立てられる「歌舞伎のぼり」の制作が進められています。
(染匠 吉野屋四代目 大野篤彦さん(44))
「5年ぶりにのぼりが町中に立つと思うと、楽しい気持ちになるし、ちゃんとした物を作らないと、と思う」
現存する日本最古の芝居小屋、琴平町の「金丸座」で5年ぶりの開催となるこんぴら歌舞伎。毎回、2万人を超える客が集まり、経済波及効果は10億円に上ると言われていますが、新型コロナの影響で2019年を最後に中止が続いていました。
町で唯一の染物店である吉野屋では、座頭の松本幸四郎さんなど、役者の名前が書かれたのぼり約60本を全て手作りで制作しています。大野さんの父、等さん(70)は、香川県に伝わる「讃岐のり染め」の伝統工芸士で、1985年の第1回公演からのぼりの制作を手掛けています。
(染匠 吉野屋三代目 大野等さん)
「寂しい期間が5年ほど続いたので、5年ぶりに琴平のまちがにぎやかになると思う」
染められたのぼりは、天日干しをして色を定着させたあと、水で洗いミシンで縫って完成します。
(染匠 吉野屋四代目 大野篤彦さん)
「(のぼりは)まちの風物詩というイメージも持つ人が多いので、のぼりがまちに立つと歌舞伎と春が来たという印象があると思う。こんぴら歌舞伎をきっかけに、琴平町に何回も来てもらえるようになったら」
完成したのぼりは、3月下旬頃から立てられるということで、琴平のまちに春の訪れを告げてくれそうです。