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前田穂南「2大会連続で日本代表として走れることに誇りを…」天満屋勢初のメダルを目指す【岡山】

2024.03.11

前田穂南「2大会連続で日本代表として走れることに誇りを…」天満屋勢初のメダルを目指す【岡山】

2024年夏のパリオリンピックのマラソン日本代表に、岡山市の天満屋の前田穂南選手(27)が内定しました。自身としては2大会連続、天満屋所属の選手としては6大会目のオリンピックです。

マラソン代表の残り1枠への可能性を残し3月10日に行われた名古屋ウィメンズマラソン。優勝した安藤友香の記録は2時間21分18秒でした。この記録が、1月に前田が記録した日本記録の2時間18分59秒を下回るタイムだったため、前田がパリオリンピック、マラソン日本代表の最後の1枠に内定。国内で5人目となる2大会連続のオリンピックで前田は所属先を通じてコメントを発表しました。

「2大会連続でオリンピックの舞台で日本代表として走れることに誇りを持ち、世界でしっかり自分のパフォーマンスを発揮したいと思います」
前田パリ内定01
前田が所属する天満屋女子陸上競技部は1992年創部。
前田パリ内定02
マラソンで初めてオリンピックに出場したのは現在、ヘッドコーチを務める山口衛里さんでした。

山口さんのシドニーを皮切りにアテネ、北京、ロンドンと4大会連続で天満屋の選手がオリンピックに出場。そんな名門の門を叩いた1人が、2015年入社の前田でした。
前田パリ内定03
(天満屋入社時の前田穂南選手 当時18歳)
「マラソンが走れる土台をしっかり作って、目標に向かって頑張っていきたい」
前田パリ内定04
入社から6年後の2021年に初めて出場した東京オリンピック。結果は33位でした。

(東京五輪出場時の前田穂南選手 当時25歳)
「オリンピックは夢の舞台。スタートラインに立てて走り切れたのは貴重な経験」

その後、ケガもあり、苦しい時期を乗り越えて挑戦した2023年10月のオリンピック代表選考レースは7位。代表に内定することはできませんでした。
前田パリ内定05
(MGC当時の前田穂南選手)
「思うような結果が出なかった。次、(MGC)ファイナルに向けて頑張りたい」
前田パリ内定06
代表残り1枠への挑戦。前田は前を向いていました。
前田パリ内定07
(大阪国際女子マラソン前の前田穂南選手)
「もう一度、オリンピックに出たい」
前田パリ内定08
その思いに近づいたのが2024年1月、前田が19年ぶりに、野口みずきさんが持つ日本記録を更新。10日のレース結果をもってパリオリンピックの日本代表に内定しました。
前田パリ内定09
「今までの経験を生かして、またこれから継続して練習に取り組んで準備していきたいと思います」

天満屋勢から初のオリンピックのメダル獲得へ、歴史への挑戦が始まります。