卓球「Ｔリーグ」の頂点をかけた戦いが３月２２日から東京で始まります。３位でレギュラーシーズンを終えた岡山リベッツは、初優勝を目指し、５シーズンぶりにプレーオフに臨みます。

（就任６年目　白神宏佑監督）
「長かったですね、本当に長くて、なかなか、ここにたどり着けなかったんですけど、悲願の優勝を岡山に持って帰ってきたいなと」

５シーズンぶりの大舞台での戦いに向けて、就任６年目の白神宏佑監督は思いを口にしました。６シーズン目を迎え男子は新たに２チームが加わり、計６チームが参戦したＴリーグ。

リベッツはリオ、東京オリンピックの団体でメダルを獲得した丹羽孝希選手らを擁し、レギュラーシーズン１０勝１０敗で３位。３月初めのホーム最後の連戦で２連勝を収め、上位３チームが進めるプレーオフ進出を決めました。

（就任６年目　白神宏佑監督）
「岡山のホーム最終戦で２連勝できたっていうことと、もう一つは全体的にその試合を見て調子が上がってきているって思ったので、良いプレーができるんじゃないかなとは思っていますね」

３月１９日、岡山市内で練習に臨んだのは、今シーズン、シングルスで１０勝を挙げた元中国代表のハオ・シュアイ選手とダブルスで３勝の田添響選手。田添選手は一発勝負のプレーオフを頭に置いてシーズンを過ごしてきました。

（岡山リベッツ　田添響選手）
「一発勝負なので、そこでどれだけ勝てるかというのを目標にずっとやってきていたので、とりあえず優勝することが一番の目標です。白神さんのうれし涙を見たいですね、悔し涙ではなく」

プレーオフはトーナメント方式で争われます。初優勝を目指すリベッツは３月２２日の準決勝で２位の琉球と対戦。勝てば、１位の木下と対戦します。

（就任６年目　白神宏佑監督）
「我々がトップリーグでの優勝っていうのを持って帰ってきて岡山のスポーツ界を盛り上げたいなと思っていますし、卓球熱に火をつけたいなと思っています」

気になるのはリベッツの今シーズンの対戦成績です。琉球には２勝２敗、木下には０勝４敗でした。一発勝負のプレーオフ、白神監督は、下位チームの勢いを大切にしたいと話していました。Ｔリーグ初の優勝となるか、注目です。