女子マラソンで５人のオリンピック選手を育てるなどした岡山市の天満屋女子陸上競技部の武冨豊監督が、３月末で退任することが分かりました。

武冨豊監督は佐賀県出身の７０歳。神戸製鋼でマラソン選手として活躍し、その後、指導者の道を歩み始めました。１９９２年にヘッドコーチとして天満屋女子陸上競技部に加わり、１９９６年に監督に就任しました。

選手に寄り添った指導でシドニーオリンピックを皮切りに、４大会連続で女子マラソンのオリンピック代表選手を育てるなどしました。

退任にあたって武冨監督は、「育てるチーム作りをモットーに全力疾走の３２年間でした。皆様のご支援があってこそ、選手とともに成長できた監督業だったと思っています」とコメントを発表しました。

新監督にはヘッドコーチの山口衛里さんが就任し、武冨監督は専任コーチとしてチームに残り、マラソンを中心に選手の育成に携わるということです。