多くの人が行き交う商業施設で強盗致傷事件が発生したら。そんな事態を想定した警察の対応訓練が４月１９日、高松市の高松オルネで行われました。

訓練は、高松オルネで買い物中の女性が男にバッグを奪われ腕を切り付けられたとの想定で行われました。１１０番通報で駆け付けた高松北警察署の警察官が、被害女性から容疑者の情報などを聞き取り、その情報をもとに店内をくまなく捜索しました。

そして、４階の屋外広場にいた容疑者を発見しました。

（容疑者が暴れる様子）

包丁を振りかざして暴れる容疑者を、最後は警察官が制圧しました。

（容疑者確保の様子）

（高松北警察署　田中敦史刑事官）
「この商業施設は公共交通機関と連結していて非常に人の流れが頻繁。こうした環境下で初動態勢を確立し、被疑者の早期検挙、第三者に対する危害防止をいかに効率よく図れるかを訓練した」

警察では、強盗などの凶悪事件はいつどこで起きてもおかしくないので、今一度、安全意識を高めてほしいと呼びかけています