2024.05.10
【教えて!防災さん】第2回 「緊急地震速報」はどんな時に?どう行動すれば?短時間で命を守るための心得
イオンモール岡山(岡山市北区)の館内放送「haremachiTV(ハレマチテレビ)」で、4月11日から始まった備えの基本を学ぶ番組「教えて!防災さん」。番組を一緒に進めてくれるのはOHKの防災士、小林さんです。
(聞き手 ハレマチTVMC:川井満凧さん)
(OHK・小林宏典防災士)
今回も皆さんと一緒に防災のことを学んでいきたいと思います。宜しくお願いします。
さて、3週間ほど前になりますが愛媛と高知で大きな地震がありました。岡山でも夜に突然、大きな音にびっくりした人も多かったのではないでしょうか、ということで今回のテーマは「緊急地震速報」です。岡山県では久々の発表だったので余計に驚いたという方も多かったかもしれませんね。今回の地震では愛媛と高知で震度6弱、岡山県でも最大震度3を観測しました。
Q:そもそも緊急地震速報って、誰がどんな時に発表するものなんですか?
(小林宏典防災士)
はい。こちらに書いてきました。発表するのは気象庁です。気象庁は地震計で観測データをとっていまして、地震による揺れを瞬時に解析して、最大震度が5弱以上の地震が起きると予想された場合に、震度4以上が想定される地域に発表されます。震度4以上の揺れが起きる可能性を知らせてくれます。
Q:この間、発表された時に思ったのが、どう行動すればよかったんだろうっていうことなんです…。
(小林宏典防災士)
そうですよね。では行動を起こす前に押さえたいポイントがありますのでご紹介します、こちらです。緊急地震速報が発表されてから地震が起きるまでの時間は数秒から数十秒という点です。
・・・それだけの時間しかないんですねー!
(小林宏典防災士)
そうなんですよ。確かに短いんですが、この時間を使って命を守ることが重要ですのでまずは「あわてず身の安全を確保する」こと。これが一番大事です。
Q:んー!短い分、あわてず行動することが大切なんですね。で、小林さん!あわてないのはわかるんですが、具体的にどうやって身の安全を守ればいいんですか。
(小林宏典防災士)
はい。では家の中の場合を考えてみましょうか。もし家の中で緊急地震速報が出たら、丈夫な机の下などの安全な場所に隠れてください。例えばこういうテーブルの下、ここに潜り込んでください。
・・・あわてて外に飛び出したりしちゃだめなんですね。
(小林宏典防災士)
だめです。机の下に隠れて頭をしっかり守る。もし机がなければ倒れそうな家具や割れたら危険な窓から離れて、小さくかがんで頭を守ってください。そのまま揺れが収まるのを待ちましょう。
Q:台所にいてコンロで火を使っている場合もあると思うんですが、火は消したらいいんですか?
(小林宏典防災士)
コンロの火は気になりますよね。でも無理に火を消そうとしなでください。もしガスでしたら震度5相当の揺れで自動で停止する設定になっていますので、一度、お使いのものを確認してみてください。いずれにしても火を消そうとして、ケガをしては避難もままならなくなりますので、まずは命を守ることを最優先に考えるのが基本です。
・・・短い時間ですが命を守るために有効に使うことが大切なんですね。
(小林宏典防災士)
その通りです。なにより一度、こうしてイメージすることが大切なんですね。緊急地震速報が発表されてもその通りの揺れにかるかどうかは分かりませんが、命を守るための大切な猶予時間をもらったと捉えて防災に活用してほしいと思います。
(聞き手 ハレマチTVMC:川井満凧さん)
(OHK・小林宏典防災士)
今回も皆さんと一緒に防災のことを学んでいきたいと思います。宜しくお願いします。
さて、3週間ほど前になりますが愛媛と高知で大きな地震がありました。岡山でも夜に突然、大きな音にびっくりした人も多かったのではないでしょうか、ということで今回のテーマは「緊急地震速報」です。岡山県では久々の発表だったので余計に驚いたという方も多かったかもしれませんね。今回の地震では愛媛と高知で震度6弱、岡山県でも最大震度3を観測しました。
Q:そもそも緊急地震速報って、誰がどんな時に発表するものなんですか?
(小林宏典防災士)
はい。こちらに書いてきました。発表するのは気象庁です。気象庁は地震計で観測データをとっていまして、地震による揺れを瞬時に解析して、最大震度が5弱以上の地震が起きると予想された場合に、震度4以上が想定される地域に発表されます。震度4以上の揺れが起きる可能性を知らせてくれます。
Q:この間、発表された時に思ったのが、どう行動すればよかったんだろうっていうことなんです…。
(小林宏典防災士)
そうですよね。では行動を起こす前に押さえたいポイントがありますのでご紹介します、こちらです。緊急地震速報が発表されてから地震が起きるまでの時間は数秒から数十秒という点です。
・・・それだけの時間しかないんですねー!
(小林宏典防災士)
そうなんですよ。確かに短いんですが、この時間を使って命を守ることが重要ですのでまずは「あわてず身の安全を確保する」こと。これが一番大事です。
Q:んー!短い分、あわてず行動することが大切なんですね。で、小林さん!あわてないのはわかるんですが、具体的にどうやって身の安全を守ればいいんですか。
(小林宏典防災士)
はい。では家の中の場合を考えてみましょうか。もし家の中で緊急地震速報が出たら、丈夫な机の下などの安全な場所に隠れてください。例えばこういうテーブルの下、ここに潜り込んでください。
・・・あわてて外に飛び出したりしちゃだめなんですね。
(小林宏典防災士)
だめです。机の下に隠れて頭をしっかり守る。もし机がなければ倒れそうな家具や割れたら危険な窓から離れて、小さくかがんで頭を守ってください。そのまま揺れが収まるのを待ちましょう。
Q:台所にいてコンロで火を使っている場合もあると思うんですが、火は消したらいいんですか?
(小林宏典防災士)
コンロの火は気になりますよね。でも無理に火を消そうとしなでください。もしガスでしたら震度5相当の揺れで自動で停止する設定になっていますので、一度、お使いのものを確認してみてください。いずれにしても火を消そうとして、ケガをしては避難もままならなくなりますので、まずは命を守ることを最優先に考えるのが基本です。
・・・短い時間ですが命を守るために有効に使うことが大切なんですね。
(小林宏典防災士)
その通りです。なにより一度、こうしてイメージすることが大切なんですね。緊急地震速報が発表されてもその通りの揺れにかるかどうかは分かりませんが、命を守るための大切な猶予時間をもらったと捉えて防災に活用してほしいと思います。