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2024.05.14

5月中旬は子供の“不登校”相談が増加…不安・無気力を訴える子供たちのサインのキャッチを【岡山・香川】

新年度が始まって1カ月。緊張が徐々に解けると同時に、不安や無気力を訴える子供が増える時期でもあります。子供のサインを見逃さないためにどうすればいいのでしょうか。

(中西源太記者)
「大型連休が終わり、新生活の忙しさも一段落したこの時期ですが、実は心と体の疲れが一気に出る注意が必要な時期でもあります」

不登校や子育ての相談を受け付けている岡山県青少年総合相談センターでは例年、5月中旬から相談件数が増える傾向にあります。

(岡山県青少年総合相談センター 山崎克磨さん)
「子供たちは4月から新しい環境での生活が始まる。緊張した生活をしている。1カ月経って疲れが出やすくなっている」

集団生活になじめず、不登校に発展するケースもあると言います。

2022年度に文部科学省が行った調査によりますと不登校の子供たちの割合は中学生になると大きくなり、小学生と比べて約3.5倍となっています。

就寝時間が遅くなる、食生活が乱れる、家庭での会話が減るなど生活習慣の変化が注意すべき子供たちのサインの一つといいます。ささいなことであっても、子供たちの「声」に耳を傾けることが大切です。

(岡山県青少年総合相談センター 山崎克磨さん)
「子供たちの声をしっかりキャッチしてほしい。(子供たちが)学校に行けなくなったことで、ダメな子だと思ってほしくない」

岡山県青少年総合相談センターでは電話(総合相談窓口 086-224-7110)で午前8時半から午後9時半まで相談を受け付けているほか、メールやSNSでの相談も受け付けています。

(岡山県青少年総合相談センター 山崎克磨さん)
「自分だけで我慢して頑張り続けている子供は厳しい状況に陥ることがある。早めに身近な大人、友達、学校の先生に相談してほしい」