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2024.06.05

「愛着と誇り醸成」大森市長が岡山市単独でアリーナ計画推進を表明 署名はいまも目標に届かず【岡山】

岡山市の大森市長は6月5日、市の単独の予算で新アリーナを建設する方針を明らかにしました。7年後の完成を目指します。

(岡山市 大森雅夫市長)
「アリーナ整備について申し上げたい。愛着と誇りを醸成するものとしてやはり必要なものだとの認識に至った」

新しいアリーナは岡山市が北区野田に約145億円をかけて建設を計画しているものです。

これまで岡山県に建設費の一部負担など協力を求めてきましたが、県は参画しないことを示していて、市は単独の予算で建設を進める計画に見直しますまた当初はメインアリーナの観客席数を5000席とする計画でしたが7000から8000席が必要とする経済団体やスポーツ協会からの要望を受け、アリーナの規模拡大も検討します。

市は調査費として2000万円を盛り込んだ補正予算案を6月市議会に提案する予定で、想定の1年遅れとなる7年後の2031年の完成を目指します。

これに伴い、増加する建設費について、大森市長は約8億円としていた民間からの資金提供が増額される動きがあると明らかにしたほか、国の補助金を最大限投入していきたいとしています。

(岡山市 大森雅夫市長)
「中四国の拠点都市岡山県にとってはなくてはならない施設である、非常に前向きになっている」

これを受けて、早期の建設実現を要望してきた岡山商工会議所の松田久会頭は、「前向きな決断をしていただいたことに感謝申し上げたい。岡山の未来を創り出すアリーナとなるよう、スポーツ関係者とともに経済界も実現に向けて努力してまいりたい」とコメントしました。

建設を求め経済団体などが行った署名活動は、6月5日までに9万2000人分が集まりましたが目標の10万人には届いていません。