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2024.06.06

家庭の廃油で車が走りCO2も削減…日本航空が高松空港でバイオディーゼル燃料の使用開始【香川】

二酸化炭素、CO2の排出量を減らす取り組みです。日本航空が高松空港で空港内で貨物などを運ぶ車両の燃料として、家庭の廃油などから作られたバイオディーゼル燃料の使用を始めました。

高松空港で貨物や手荷物を運ぶ車両。原動力は、バイオディーゼル燃料です。日本航空が2022年4月から導入を始めたもので、高松空港では6月1日から使用されています。

この燃料は、四国の飲食店や家庭から出た植物油などから作られていて、日本航空によりますと、これまで使用していた軽油と比べ、1リットル当たり2.62キログラムのCO2削減が見込めるということです。

車両1台当たり、1カ月で約60リットル使用される想定で、生活の中で生まれる廃油をリサイクルすることから、「地産地消エネルギー」として注目されています。

(日本航空高松支店 中橋健史支店長)
「カーボンニュートラルにかなりの効果があると期待している。他の方法と比べると比較的簡単に導入できるので、どんどん拡大していきたい」

日本航空は今後、燃料の給油方法やエンジンへの影響を検証するなどして、活用の幅を広げていきたいとしています。