讃岐平野に本格的な田植えシーズンの訪れを告げる水口祭が６月１１日、三豊市で行われました。

水口祭が行われたのは、高知県の早明浦ダムから水を引く香川用水の記念公園です。国や県などから関係者約４２０人が参加し、水の安定な供給と五穀豊穣を祈りました。

５月に通水５０周年を迎えた香川用水。水口祭は、香川用水がかんがい期に入る毎年６月１１日に行われています。今回は香川用水の農業用水路の改修工事が完了したことを記念する石碑が公開されたほか、地元の伝統芸能が奉納されました。早明浦ダムの現在の貯水率は１００％で、平年を１２ポイント上回っています。

（訪れた人）
「水は農家野菜を作る人にとっては 欠かせないもの。」
「（家の）500メートルくらい南に 香川用水が出ている水の便利がいい」

１日あたりの農業用水の取水量は、１１日から約３倍となる約３９万トンに増え、香川県内８市６町、約２万ヘクタールの農地を潤します。