岡山県の伊原木隆太知事は、訪日需要が高まる東南アジアのタイで、７月にトップセールスを行う考えを明らかにしました。観光政策で地域間競争が激しくなる中、外国人の誘客に向けて本腰を入れます。

（岡山県　伊原木隆太知事）
「インバウンドにつきましては今後も訪日需要の増加が見込まれるタイにおいて７月トップセールスを行うこととしており本県への誘客拡大と経済交流の促進に取り組んでまいります」

６月１１日に開会した６月定例県議会で明らかにしました。知事が直接、タイを訪問し、県内の観光ＰＲなどを行う方針です。タイは経済発展が進み訪日需要が高まっていて、香川県などでは、直行の航空路線開設を目指す動きが活発になっています。

一方、岡山県内では２０２４年９月から瀬戸内国際芸術祭などに続く、大型アートイベント「森の芸術祭晴れの国・岡山」が開かれ、観光客を呼び込むチャンスを迎えています。

また、１１日の本会議では、人手不足に悩む旅館に自動チェックイン設備の導入支援などを盛り込んだ一般会計で約４５億円に上る補正予算案も提案されました。