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2024.06.21

南海トラフ地震に備えコンサート中に震度6強想定の避難訓練 車いす利用者の避難手順も【香川・高松市】

南海トラフ地震に備えようと、コンサート中に大地震が発生したことを想定した避難訓練が6月21日、高松市で行われました。

訓練は、香川県警の警察音楽隊のコンサート中に震度6強の地震が発生したとの想定で行われました。

(地震発生アラーム)

地震を知らせるアラームが鳴ると、会場のスタッフと音楽隊の隊員が頭を守るよう指示。揺れが収まると、約400人の観客を避難口から外に出るよう誘導しました。また、改正された障害者差別解消法が2024年4月に施行されたことを受け、車いすを利用した避難の手順を確かめていました。

南海トラフ地震は今後30年以内に70%から80%の確率で発生するとされています。

(香川県県民ホール 谷明子館長)
「もっと体調が悪い人や車いすの人がたくさん来ているなど、そういう公演が増えていくと仮定しているので、その際にどうしたらいいか考えていきたい」

主催者は今後も同様の訓練を行い、有事の際の対応力を高めたいとしています。