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2024.06.27

「常連には申し訳ないが、これも商売…」シーサイドボウル高松、半世紀の歴史に幕【香川・高松市】

高松市のボウリング場、シーサイドボウル高松が6月28日、閉店します。1972年のオープンから半世紀以上…。多くのボウラーに愛されてきた老舗ボウリング場が長い歴史に幕を下ろします。

高松市浜ノ町のシーサイドボウル高松。

(早川祐貴記者)
「入り口にはあす(28日)の閉店を知らせる張り紙が張ってあります。老舗のボウリング場がその姿を消そうとしています」

ボウリングブームだった1972年にオープンしたシーサイドボウル高松。36のレーンを備えにぎわいをみせていました。

しかし、ブームの終焉などに伴い売り上げが減少、追い打ちをかけるようにコロナ禍に突入しました。コロナ禍が明けてからも以前の7割程度しか客足が戻らず、建物や設備の老朽化に加え物価高の影響、円安による輸入品の高騰などで閉店を余儀なくされました。

(利用者は…)
「ちょっとさみしい。約10年、皆さんと良い思い出でいっぱいできた」
「やっぱり残念。来るのに近い。思い出は点が悪いことだけ」

(運営会社 太田英夫社長)
「こうやってずっと来てもらっている常連には本当に申し訳ないと思っているが、これも商売なので、今後続けていくことが難しいということで、容赦してもらって閉店ということにさせてもらった」

半世紀以上に渡って親しまれてきたシーサイドボウル高松。1つの時代を彩ったにぎわいの源がその役目を終えようとしています。