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2024.06.30

江戸時代の“絵師”と令和の“アニメーター”による「平家物語」 岡山市で展覧会開催【岡山】

現存するもので唯一、全巻そろっている「平家物語」の絵巻とアニメが融合した展覧会が6月29日から始まるのを前に、28日、報道陣に公開されました。

平家物語は鎌倉時代にできた作品で、平家一門が一度は全盛を極めながらやがて源氏との戦いに敗れ滅んでいくまでの有様を描いた作品です。

岡山市北区の林原美術館では開館60周年を記念して現存する唯一の全巻そろった「平家物語」の絵巻と、2022年に放送されたTVアニメ「平家物語」を融合させた記念展が29日から開催されます。

絵巻は江戸時代の絵師たちが書いたもので金などを施した絢爛豪華な作品、一方、アニメは現代のクリエーターが古典を読み解き制作したもので、古今の作品を織り交ぜ平安武士の息吹や文化が紹介されています。

(林原美術館 長瀬玲二代表理事)
「(絵巻は)色彩が鮮やかに残っている。そのきれいさを見てほしいのと、アニメと一緒にやることで小さい女の子の目から見て語られる新しい視点の2つを見てほしい」

この記念展は6月29日から9月16日まで、展示を入れ替えながら開かれます。