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2024.07.01

原爆投下から79年…岡山市で被爆者会の慰霊祭 県内被爆者の平均年齢は86.5歳【岡山】

広島と長崎に原爆が投下されて2024年8月で79年となります。その原爆で亡くなった人たちを悼む慰霊祭が岡山市で行われました。

慰霊祭には岡山県被爆者会のメンバー約30人が集まり、被爆者の霊を慰めようと40秒の黙とうをささげました。

このあと廣信靖之会長が慰霊の言葉を述べました。

(岡山県被爆者会 廣信靖之会長)
「1歳4カ月で母親とともに被ばくしています。幼少で合ったため地獄絵図の記憶はありません。私はあの日から一生消えない被爆者の運命を背負うことになった」

1945年に広島と長崎で被爆し、現在、岡山県内で暮らしている人は884人。平均年齢は86.5歳と高齢化が進んでいて前の年よりも67人減っています。

被爆者会のメンバーも1年間で26人減り335人となっていて、戦争の悲惨さを伝えたり、核兵器の根絶を願うには次の世代への引継ぎが急務となっています。

(岡山県被爆者会 廣信靖之会長)
「核兵器の恐ろしさ・悲惨さを後世に語り継いで恒久平和をこれからも求めていく必要があると思う。どの国も勝った負けたといっても後世にいろんな負担を残すので絶対に戦争はしてはならない」