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2024.07.09

すでに県内で9人死亡…河川増水による水の事故に注意を!警察・消防が合同水難救助訓練【岡山・岡山市】

梅雨の晴れ間も終わり、この後の雨で河川が増水するなどして水の事故の危険性が高まります。そうした水辺の事故を防ごうと警察と消防による合同の水難救助訓練が7月9日、岡山市で行われました。

これは河川などで発生した水難事故に対する連携を高めようと岡山東警察署と岡山市東消防署が合同で行ったもので約30人が参加しました。

訓練では警察官が制服におもりをつけてプールに入り、着衣での救助の難しさや危険性を学びました。

(体験した警察官は…)
「しんどいです。おもりをつけて泳ぐと沈むので、大変さが違う」

(浮き輪投げ訓練の様子)
「浮き輪投げます。ロープつかんでください。足も上げてください。あと1メートルです」

また、溺れている人に浮き輪やクーラーボックスなどを投げ入れる訓練では警察官が消防の救助隊員から指導を受けながら、身の回りにあるもので素早く救助できるかを確認しました。

(訓練に参加した警察官は…)
「水の事故はいつ起こるか分からないので、実際に起こった際には迅速に自分の技量と相談しながら一人でも多くの救助者を救えるようにしたい」

(岡山市東消防署特別救助隊 渡邉敏規隊長)
「大人は子供から目を離さないでほしい。足のつかない場所で遊ぶときは必ずライフジャケットを着用することで水の事故の可能性は低くなる」

岡山県警によりますと2024年に入ってから水難事故はすでに県内で12件発生していて9人が死亡しています。

警察や消防では夏休みに入り水辺で遊ぶ機会が増えるのを前に広く注意を呼びかけることにしています。