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2024.07.11

難関の介護福祉士国家試験に合格…東南アジア出身の2人に倉敷市のグループが表彰状【岡山】

介護現場でも人材不足が指摘される中、外国人2人が難関とされる介護福祉士の国家試験に合格し、7月11日、勤務する施設を運営している倉敷市のグループから表彰されました。

試験に合格したのは、インドネシア人のユアナ・アリビアさんとベトナム人のグエン・ティ・タイン・ランさんです2人には倉敷市の医療福祉団体、福嶋ドルフィングループから表彰状が贈られました。

試験はすべて日本語で、介護の専門的な知識に加え日本語の読解力が求められるため外国人には難関とされます。2人は4年前、技能実習生として来日し、このグループが運営する介護施設で働きながら勉強に励み、2024年1月、合格を果たしました。

グループでは51人の外国人が働いていますがこの試験の合格者は初めてです。

(ユアナ・アリビアさん)
「介護の日本語がちょっと難しくて漢字も難しい。日常的にはそういう漢字は使わないので覚えにくい。当面ここ(日本)で暮らそうと思っているのでがんばって勉強した」

(グエン・ティ・タイン・ランさん)
「(合格発表の時)調べたら私の受験番号があって合格しうれしかった。ベトナムで看護師の免許を持っているので今後看護の勉強をしたい」

介護の現場は人材不足が深刻で、2人の姿は外国の人材が活躍する弾みとなりそうです。