香川と岡山を含む瀬戸内海国立公園が日本で初めての国立公園に指定されて２０２４年に９０周年を迎えたことを記念したシンポジウムが７月１５日、高松市で開かれました。

シンポジウムは、「世界の宝石を守り、つなぐ」をテーマに開かれました。トークセッションでは、香川県の池田知事と、生き物好きとして知られるお笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さんが意見を交わしました。

この中で田中さんは、瀬戸内海の魅力について「陸地に囲まれていて穏やかで資源も多くバランスがいい」と話しました。

一方、池田知事は子供の頃によく行ったという釣りや海水浴の思い出を披露したうえで、瀬戸内海の魅力を国の内外の人にもっと知ってもらいたいと話しました。

（ココリコ　田中直樹さん）
「瀬戸内海には瀬戸内海にしかない 穏やかさがある。それが温かいという感覚を受ける それが瀬戸内海の魅力。友達にするなら（他の海より） “瀬戸内海”がいいと思う。」

（香川県　池田豊人知事）
「（瀬戸内海の魅力を） 再認識・再発見してもらい、課題についてもできるだけ多くの人に 共感してもらうことが、これからの課題解決・次世代につなげる ポイントかなと思う。」

シンポジウムは、瀬戸内海国立公園が日本で初めての国立公園に指定されてから今年で９０周年を迎えたことを記念して開かれたもので、美しい瀬戸内海を次世代につなぐために今、何をすべきかについて考えるパネルディスカッションも行われました。