2024.07.21
インハイで自己記録更新だ!ウエイトリフティング・山本大樹選手(笠岡工業)【キラキラアスリート岡山】
岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、ウエイトリフティング・岡山県立笠岡工業高校3年の山本大樹選手です。
倉敷市の倉敷運動公園ウエイトリフティング場で6月2日に行われた岡山県高校総体(ウエイトリフティング競技)で、高校男子96kg級に唯一出場の山本選手がスナッチ103kg、クリーン&ジャークは大会新記録となる137kg、トータルも大会新記録の240kgで1位となり、大会後に行われた選考の結果、8月2日から長崎県諫早市で行われるインターハイへの出場を決めました。
この日の競技終了直後、インターハイへの出場をほぼ確実にした山本選手に当日の心境や将来像についてお話を伺いました。
(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)
Q:大会を振り返って
(山本大樹選手)
「スナッチでは110kgを失敗し、ジャークも137kgを(挙げることに)自信を持っていけばあげられたのに、2回目の試技ではビビッてしまい、上げられなかった。そこが悔しかったです」
Q:2024年3月の全国高校選抜は3位に入賞。今日はスナッチ、クリーン&ジャークともに全国選抜の時と同じ重量で(1回目の試技を)スタートした。(出場が1人でもあることから)大体の重量を上げていけばインターハイ出場はほぼ間違いないところを、あえて全国選抜と同じ重さでスタートしたのは
「そこは安定して。ひとまず安牌を取れるぐらいはできました」
Q:スナッチは1回目試技で100kgに成功。(2回目で)103kgに成功し、3回目は当初106kgでスタンバイしていたのを、制限時間残り48秒で110kgに上げた。何か狙いが?
「(トータルで)240kgを超えないと入賞するのが難しいよと言われ、顧問の先生と話して、106kgと110kg、自分の行きたい(挑戦したい)重量で行く方がいいって言われたので、思い切って110kgにしたが、そこは失敗しちゃいました」
Q:クリーン&ジャークは3回目に137kgを成功させ大会新記録となった。成功した直後の気持ちは
「残り一回のチャンスだったので、思い切って挑戦して、成功したのでとてもうれしいという気持ちはありました」
Q:2回目(の試技)からいきなり新記録の重量(137kg)にトライ。2回目はうまくいかなかったが、その時は焦りというものは?
「ちょっと緊張していた。スナッチの110kg失敗が(心理的に)ちょっと響いて、不安だった」
Q:何とか3回目で137kgに成功。トータル240kgというスコアそのものには満足という感じか
「スナッチ・ジャークのそれぞれの失敗の件もあって、もうちょっと頑張れば、記録ももうちょっとは伸ばせたかなっていう後悔はありました」
Q:自己ベストは
「トータルでは240kgです」
Q:「もうちょっといけたかもしれない」という気持ちを持って、夏のインターハイに臨むが、本番ではどのあたりを目指したいか
「まあ…トータル245kgはいきたい。少しでも記録は伸ばしたい気持ちはあります」
Q:全国高校選抜では表彰台を確保。インターハイでの目標順位は
「(順位というより)トータル245以上を狙いたいと思います」
Q:できることなら、優勝はしたいですよね
「順位は乗りたいです。上の方に」
Q:上の方で。最後に、この先の競技人生などについて目標や夢があれば
「目標とか夢は…ひとまず高校生のうちにあげられる重量を上げて、それを社会に出て活かせたら活かしたいなっていう感覚でいます」
小さい頃から木登りが得意で「サルと呼ばれたこともあった」という山本選手。ウエイトリフティング競技は高校に入学してから「自分の力でどこまでいけるか」と思い始めたそうです。
取材日現在で166.9cm・95kgの体格。1年前は1位の選手と7ポイント差のトータル213kgという結果に終わりましたが、そこから27kgも記録が伸び、全国で注目される存在になりました。
山本選手は24年3月開催の全国高校選抜大会、トータル239kgで3位という好成績を挙げましたが、2位と4位の選手とのトータルの差はそれぞれ1ポイントという大激戦でした。北部九州インターハイでも同じ階級で出場しますが、全国からも記録をもったリフターがエントリーしており、1回目の試技を何キロに設定するか、などが見どころとなりそうです。
北部九州インターハイウエイトリフティング競技・男子96kg級は8月5日、長崎県諫早市で行われます。
倉敷市の倉敷運動公園ウエイトリフティング場で6月2日に行われた岡山県高校総体(ウエイトリフティング競技)で、高校男子96kg級に唯一出場の山本選手がスナッチ103kg、クリーン&ジャークは大会新記録となる137kg、トータルも大会新記録の240kgで1位となり、大会後に行われた選考の結果、8月2日から長崎県諫早市で行われるインターハイへの出場を決めました。
この日の競技終了直後、インターハイへの出場をほぼ確実にした山本選手に当日の心境や将来像についてお話を伺いました。
(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)
Q:大会を振り返って
(山本大樹選手)
「スナッチでは110kgを失敗し、ジャークも137kgを(挙げることに)自信を持っていけばあげられたのに、2回目の試技ではビビッてしまい、上げられなかった。そこが悔しかったです」
Q:2024年3月の全国高校選抜は3位に入賞。今日はスナッチ、クリーン&ジャークともに全国選抜の時と同じ重量で(1回目の試技を)スタートした。(出場が1人でもあることから)大体の重量を上げていけばインターハイ出場はほぼ間違いないところを、あえて全国選抜と同じ重さでスタートしたのは
「そこは安定して。ひとまず安牌を取れるぐらいはできました」
Q:スナッチは1回目試技で100kgに成功。(2回目で)103kgに成功し、3回目は当初106kgでスタンバイしていたのを、制限時間残り48秒で110kgに上げた。何か狙いが?
「(トータルで)240kgを超えないと入賞するのが難しいよと言われ、顧問の先生と話して、106kgと110kg、自分の行きたい(挑戦したい)重量で行く方がいいって言われたので、思い切って110kgにしたが、そこは失敗しちゃいました」
Q:クリーン&ジャークは3回目に137kgを成功させ大会新記録となった。成功した直後の気持ちは
「残り一回のチャンスだったので、思い切って挑戦して、成功したのでとてもうれしいという気持ちはありました」
Q:2回目(の試技)からいきなり新記録の重量(137kg)にトライ。2回目はうまくいかなかったが、その時は焦りというものは?
「ちょっと緊張していた。スナッチの110kg失敗が(心理的に)ちょっと響いて、不安だった」
Q:何とか3回目で137kgに成功。トータル240kgというスコアそのものには満足という感じか
「スナッチ・ジャークのそれぞれの失敗の件もあって、もうちょっと頑張れば、記録ももうちょっとは伸ばせたかなっていう後悔はありました」
Q:自己ベストは
「トータルでは240kgです」
Q:「もうちょっといけたかもしれない」という気持ちを持って、夏のインターハイに臨むが、本番ではどのあたりを目指したいか
「まあ…トータル245kgはいきたい。少しでも記録は伸ばしたい気持ちはあります」
Q:全国高校選抜では表彰台を確保。インターハイでの目標順位は
「(順位というより)トータル245以上を狙いたいと思います」
Q:できることなら、優勝はしたいですよね
「順位は乗りたいです。上の方に」
Q:上の方で。最後に、この先の競技人生などについて目標や夢があれば
「目標とか夢は…ひとまず高校生のうちにあげられる重量を上げて、それを社会に出て活かせたら活かしたいなっていう感覚でいます」
小さい頃から木登りが得意で「サルと呼ばれたこともあった」という山本選手。ウエイトリフティング競技は高校に入学してから「自分の力でどこまでいけるか」と思い始めたそうです。
取材日現在で166.9cm・95kgの体格。1年前は1位の選手と7ポイント差のトータル213kgという結果に終わりましたが、そこから27kgも記録が伸び、全国で注目される存在になりました。
山本選手は24年3月開催の全国高校選抜大会、トータル239kgで3位という好成績を挙げましたが、2位と4位の選手とのトータルの差はそれぞれ1ポイントという大激戦でした。北部九州インターハイでも同じ階級で出場しますが、全国からも記録をもったリフターがエントリーしており、1回目の試技を何キロに設定するか、などが見どころとなりそうです。
北部九州インターハイウエイトリフティング競技・男子96kg級は8月5日、長崎県諫早市で行われます。