日本のメダルラッシュに沸くパリオリンピック。坂出市出身の花車優選手が競泳、男子２００メートル平泳ぎに登場。決勝進出をかけたレースに臨みました。

（早川祐貴記者）
「花車選手の決勝進出を応援しようと、明け方にも関わらず多くの人が坂出市役所に集まりました」

「優くん頑張れー」

約１６０人が訪れたパブリックビューイング。その声援を背に花車は準決勝に臨みました。

序盤は５番手でレースを進めた花車。自身が得意とする後半に備えてのレース運びに地元からも熱い声援が贈られます。

花車は中盤も５番手で力を温存。そして、残り５０メートルを切ってから一気に加速します。後半の猛烈な追い上げでこのレースは３着、全体でも７位となり見事８月１日の決勝に駒を進めました。

（坂出市出身　花車優選手）
「タイムとしてはあまり良くないので、もうちょっといけたら良かったと思うが、決勝に進めたのであしたに向けて調整したい。実力は拮抗（きっこう）していると思うのであしたに向けてベストを尽くすだけ」

（応援した人は…）
「応援で手を振る時に手の感覚が無くなっていったが、応援できて良かった」

（祖母　花車秀子さん）
「周りが速いような気がしてドキドキしたが決勝に進めて良かった。日本記録を更新して必ずメダルを持って帰ってほしい」

（高校まで指導　塩崎健太さん）
「（決勝は）思い切って、悔いの無い泳ぎで楽しんできてと声をかけたい」

初のオリンピックながら決勝の舞台に挑む花車、日本時間８月１日の明け方、頂点を決める戦いが行われます。