高松市の大西秀人市長は８月９日、南海トラフ臨時情報（巨大地震注意）が発表されたことを受けて、「市民の皆さまへのメッセージ」を発表しました。

【大西秀人市長のメッセージ全文】

市民の皆さまへ

気象庁から、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっているとして、南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）が発表されました。初めて発表されたこの臨時情報ではございますが、市民の皆さまにおかれましては、日ごろからの地震への備えの再点検や、大きな地震が発生したときにすぐに避難できる準備をしていただきたいと存じます。

具体的には、もし今、大きな地震が起こったら、どこに、どの道を通って避難するのか、ハザードマップなどを確認してください。避難経路は複数想定しておくと、通れない道があっても柔軟に対応できます。そして、家具の転倒防止や、寝室に倒れるような家具を置かない、重い物を高い所に保管しないなど、室内の対策も改めて再確認をお願いいたします。

日頃から、３日程度、できれば１週間程度の水や食料などの備蓄をお願いしておりますが、今、慌てて購入していただかなければならないということではありません。落ち着いて日常生活を過ごしていただきながら、今一度、御家族や御親戚、御友人など周りの方々と、対策についてお話ししていただければと存じます。

情報に関しては、高松市公式ホームページやＬＩＮＥ、また、テレビやラジオなどの報道機関から正確な情報を入手し、デマなどの誤った情報に惑わされないようお気を付けください。

これから、お盆の時期となり、帰省されている方も多いと思います。また、夏休みということで、旅行に行く方、逆に高松に来てくださっている方も多いと思います。普段と違う場所にいるときには、少し周囲を見回していただいて、どこに避難すればいいのかなど、お互いに声を掛け合って、皆さまが安全に、安心してお過ごしいただきますようお願いいたします。

高松市長　大西 秀人