四国の水がめ、高知県の早明浦ダムの貯水率低下に伴い、香川用水の第一次取水制限が８月１６日午前９時から行われることになりました。

四国４県と国などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会が１５日に発表したものです。早明浦ダムの１５日午前０時現在の貯水率は６６．９％（平年値は７９．７％）となっていて、平年を大きく下回っています。

第一次取水制限では香川用水への水の供給量を２０％カットします。徳島県向けの水の供給量も１４．５％カットします。

協議会によりますとこのままの状態が続けば１７日に貯水率が６０％以下になることが予想されるということです。

吉野川上流の降雨量は５月、６月は平年値を上回っていましたが、７月以降は平年値を下回る状態が続いています。

四国内では高知市などに水を供給する高知県の仁淀川水系でも少雨の傾向が続いていて、１５日午前９時から取水制限が始まっています。

四国地方整備局では２つの水系で渇水調整を行うことから、１６日午前９時に整備局に渇水対策本部を設置する予定です。