四国の観光拠点が節目を迎えました。香川県宇多津町の四国水族館の来場者数が３００万人を突破し、８月１９日に記念のセレモニーが行われました。

「おめでとうございます」

記念すべき３００万人目の来場者として拍手で迎えられたのは、静岡県から家族で訪れた杉山槙さん（８）です。

（３００万人目の来場者　杉山槙さん）
「びっくりしたけどすごくうれしかった。シュモクザメを見るのが楽しみ」

鳴門のうずしおを表現した水槽の前で記念のセレモニーが行われ、館長から杉山さんにぬいぐるみのプレゼントが贈られました。

コロナ禍真っ只中の２０２０年４月にオープンした四国水族館は緊急事態宣言の影響で先行オープンからわずか５日の営業で休館に。グランドオープン後は修学旅行客を中心に徐々に客足が回復し、コロナ終息後はインバウンド客も増え当初は３年から４年ほどを見込んでいましたが、４年と４カ月で３００万人達成となりました。

四国全体の観光拠点の一つとなっていて、館内は１９日も多くの家族連れなどでにぎわっていました。

（四国水族館　松沢慶将館長）
「こうして多くの客を迎えられるようになり、本当にコロナ禍が明け安心している。自然や身の回りのことに興味を持つ気付きのきっかけになる施設として、知恵を絞って魅力を磨いていきたい」

四国水族館は８月いっぱい午後７時半まで開館時間を延長していて、昼間とは違った夜の水族館も楽しめます。