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2024.08.22

被告の母親「虐待をお願いしたことは一切ない」岡山市女児虐待死事件裁判で交際相手の主張否定【岡山】

2022年、岡山市で当時6歳の女の子が母親と交際相手から虐待され死亡した事件で、逮捕監禁致死などの罪に問われている母親の裁判で、母親は「児童相談所などに相談することができなかった」と話しました。

岡山市の無職、西田彩被告(36)は2021年、交際相手の男(41)と共謀し、娘の真愛ちゃん(死亡当時6歳)に対して、椅子の上に置いた鍋の中に長時間立たせるなどの虐待を繰り返したほか、真愛ちゃんの全身に布団を巻き付けて放置し、その後、死亡させたとして逮捕監禁致死などの罪に問われています。

虐待を実行した交際相手は2023年、懲役14年の判決が確定していて、裁判では、直接、暴行していない西田被告と、交際相手との間で共謀が成立するかが争点となっています。

検察側は、2人とも虐待の意思があったと指摘、弁護側は共謀ではなく、ほう助にとどまると主張。8月22日に行われた被告人質問で、西田被告はしつけとして2人で話し合って体罰をしたという交際相手の主張に対して、「お願いしたことは一切ない」と強く反対し、「精神的に追い詰められていて、警察や児童相談所に相談することもできなかった」と話しました。

23日は証人尋問が行われ、裁判は8月29日に結審する予定です。