岡山大学は４０代の男性教員が指導する女子学生と性的関係を結んだなどとして、８月２２日付けで懲戒解雇処分にしました。

処分を受けたのは、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域農学系の４０代の男性教員です。

大学によりますと、この男性教員は、相手が強く意見できない立場であることを考慮せず、指導していた女子学生と性的関係を結び、関係を一定期間継続させました。

また、女子学生の進路選択を妨げるような発言をしたということです。男性教員は既婚者で、２０２４年１月に女子学生から大学の相談窓口に相談があり発覚しました。

大学の調査に対し教員は、「性的関係や発言は認めるが、ハラスメントに該当すると思っていない」などと話しているという事です。大学はプライバシー保護の観点から教員の役職などを明らかにしていません。

岡山大学では２０２４年４月にも、別の男性教授がハラスメント行為で懲戒処分を受けていて、那須保友学長は「全学をあげて対策を徹底し、再発防止に取り組む」とコメントしています。