ＯＨＫのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は１９７４年（昭和４９年）８月２４日に岡山市で撮影された映像です。

中国・四国・九州地方では当時初の本格的な地下ショッピングセンター「岡山一番街」がこの日、岡山駅前の地下にオープンしました。

午前１０時のオープンを前に記念式典が行われ、岡山県の長野知事、岡山市の岡崎市長（いずれも当時）などがテープカットをして開業を祝いました。

当時の岡山一番街は食堂街の「味の街」、「バラエティータウン」、「ファンシータウン」、「ファミリータウン」、「ハイモードタウン」、「ヤングタウン」の６つのエリアに分けられていました。

この日は岡山県庁～城下～岡山駅前で開業記念のパレードが行われたほか、各店では９月９日まで記念セールが開催され、フィリピン・マニラや高知県の旅が当たるキャンペーンも行われました。開業初日は午前中だけで約６万人が訪れたそうです。

当時、山陽新幹線は博多駅まで開業しておらず、岡山駅が終着駅でした。岡山駅前には前年の１９７３年にデパートの岡山高島屋がオープンしていました。