９月１６日午前、備前市日生町沖の海上で、漁船同士が衝突する事故がありました。一方の漁船に乗っていた２人が病院で手当てを受けています。

玉野海上保安部の調べによりますと、１６日午前７時３０分頃、日生町の日生港沖の瀬戸内海で、日生漁協所属の漁船、栄徳丸（８．５トン）と、伊里漁協（備前市）所属の漁船、第二住吉丸（０．８トン）が衝突しました。

この事故で第二住吉丸に乗っていた７２歳の女性が海に転落、７２歳の男性船長と２人が病院に搬送されました。女性は左足首を骨折、船長は頭を強く打ちましたが、２人とも意識はあり、命に別条はないということです。

もう一方の漁船、栄徳丸には６３歳の船長と技能実習生３人の合わせて４人が乗っていましたが、ケガをした人はいませんでした。

この事故による油の流出や浸水はありません。玉野海上保安部では業務上過失往来危険の疑いがあるとみて、事故の原因を調べています。