佐賀で行われている国民スポーツ大会にパリオリンピック５位の競泳・花車優選手が香川県代表として出場。花車選手を目標とする期待の中学生スイマーとともに表彰台に立ちました。

（長尾龍希アナウンサー）
「国スポで盛り上がりを見せている佐賀の水泳場ＳＡＧＡアクアです。全中王者とオリンピアン。香川が誇る２人の選手が登場します。」

パリオリンピックから約１カ月。９月１５日に行われた成年男子１００メートル平泳ぎで花車優が予選７位で決勝に進出しました。主戦場はオリンピックで５位入賞の２００メートルですが、地元からの応援を背に表彰台を狙います。

第１レーンの花車。前半はまずまずのスピードで５０メートルを５番手で折り返すと、得意の後半、一気に前の選手との距離を縮めていきます。花車は１分０秒１９のフィニッシュ。休養明けながらも３位に入りました。

（花車優選手）
「オリンピックが終わって休養も取ったしすっきりとレースを終えられた香川県の人たちの応援を背にまた４年間頑張っていきたいので応援よろしくお願いします」

一方、その花車が所属していたスイミングスクールの後輩、丸亀南中学校３年の平田統也が少年男子１００メートル背泳ぎで決勝に進出しました。

８月の全中で樹立した自身が持つ日本中学記録更新を狙う第６レーンの平田。序盤からリードを作り前半をトップでターンすると、後半は、２番手の選手を体一つ分突き放す力強い泳ぎを見せ、５６秒２８でフィニッシュ。高校生も出場する中、見事、初優勝を果たしましたが、記録には届かず悔しさをにじませました。

（丸亀南中３年　平田統也選手）
「今回の大会で５５秒台が出なかったので悔しい１１月に大きな大会があるのでそれまでにスタミナを鍛えてレースが多くても耐えられる体にしていきたい。オリンピックや世界水泳などで金メダルを取る」