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2024.09.18

【長引く猛暑の影響】岡山市のパクチー生産者 かつてない不作で生産者苦悩【岡山】

厳しい暑さは岡山県内の農作物にも影響を及ぼしています。岡山市のパクチー畑ではかつてない不作となっていて生産者が頭を抱えています。

(報告 中西源太記者)
「手元の温度計は37度を示しています。汗がダラダラと垂れてくる暑さです。さてこの暑さで岡山の特産品にも影響がでています」

全国トップクラスの生産量を誇るパクチーの産地岡山市北区牟佐です。24年前から栽培を始め「岡山パクチー」のブランドで全国に出荷している植田輝義さんの畑では…

(パクチー農家 植田輝義さん)
「本来だったらこれくらいになってないといけない収穫も終わっていないといけない成長が止まっていたり、枯れていたり花が咲いてしまったり収穫できない状況になっている。これは長期間の暑さによる影響でこうなってしまった」

植田さんによりますと、この夏の出荷量は2023年と比べて約4割減少していてかつてない不作だということです。

(パクチー農家 植田輝義さん)
「少しでもいいので出荷してくださいといった問い合わせが例年の5倍以上で(それに対して)お断りしているといった状況」

今後、暑さが落ち着けば冬に向けて出荷量は増えるということですが、植田さんは2025年の夏に向けて対策を検討しています。

(パクチー農家 植田輝義さん)
「ミスト(の取り付け)であったり遮光率をあげるといった工夫をしながら夏を制する者はパクチーを制するのでそれをしっかりできるような農家でありたい」