岡山県警の５０代の警部補の男が、岡山市内で横断歩道を歩いていた女性を車ではねたなどとして１０月７日夜、過失運転致傷の現行犯で逮捕されました。

現行犯逮捕されたのは、岡山東警察署に勤務する警部補、棗田康雄容疑者（５５）です。警察によりますと７日午後６時２０分ごろ、岡山市東区大多羅町の市道で信号機のない横断歩道を歩いていた北谷照代さん（７４）を乗用車ではねたものです。

北谷さんは病院に搬送されましたが意識不明の重体となっています。棗田容疑者は取り調べに対し、「運転中に人をはね大ケガをさせたことは間違いありません」と容疑を認めています。警察によりますと、棗田容疑者は、警察署での勤務を終えて帰宅途中だったということです。

この事故を受け、岡山県警の關孝宏首席監察官は「職員が重大な交通事故を起こしたことは誠に遺憾。相手の方の回復を心よりお祈り申し上げます」とコメントしています。