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2024.10.09

補助員は70歳まで可 待機児童解消めざし人材確保を…岡山市が児童クラブ希望者の就職相談会【岡山】

待機児童の解消に向けて対策が急務となっている、放課後児童クラブの拡充に向けた動きです。岡山市は10月9日、児童クラブで働く人材を確保しようと就職相談会を開きました。

岡山市役所に設けられた会場には朝から多くの人が訪れ、仕事の内容や勤務時間などについて担当者から詳しい説明を受けていました。放課後に小学生を預かり子供たちの見守り支援を行う放課後児童クラブ。スタッフは正規職員である支援員とパートタイムで働く補助員の2種類で、支援員は保育士などの資格が必要ですが、補助員は特別な資格がなくても70歳まで申し込むことができます。

(参加した人)
「孫が数年前に小学生になったが親が仕事へ出た後子供たちだけですごく時間が危ないので世話をする大人がいれば、何か協力できることがあればと思ってきた。」

現在、市内には公立の児童クラブが95カ所設けられていますが、2024年5月1日時点の待機児童は236人と2023年より43人増加しています。市では2027年度までに待機児童数をゼロにすることを目標にしていて、そのためには児童クラブで働く人材の確保が喫緊の課題となっています。

(岡山市 子育て支援部地域子育て支援課 岡田代志喜係長)
「仕事を退職したあとに子供と関われる仕事をしようと応募する人もいる。より多くの人に放課後児童クラブのスタッフの仕事を知ってもらい応募の機会を増やせれば」

次の説明会は2025年2月に開催される予定で児童クラブへの職場見学も随時、行っていくということです。この相談会は定期的に開催されていて前回の2024年6月には43人が参加したのですが、そのうち6人が今放課後児童クラブでスタッフとして働いているということです。