岡山県知事選挙が告示され、岡山では早くも秋の政治決戦が始まりました。１０月２７日の投開票は史上初めて衆議院議員選挙と重なり、投票率のアップが期待されています。

知事選は１０月１０日告示、１０月２７日に投開票が行われます。一方、９日、石破茂首相が衆議院を解散し、これに伴う総選挙は来週、１５日に公示、知事選と同じ２７日に投開票が行われます。

岡山では知事選と衆院選のダブル選は史上初めてです。投票率は、前回４年前の知事選が３３．６８％と過去最低、前回３年前の衆院選が５０．９４％と過去３番目に低くなりました。

衆院選は自民党の派閥の裏金問題に端を発した政治とカネの問題や物価高騰対策など国民に関心の高い問題が争点となる見通しです。一方、知事選は、人口減少問題や災害対策などが争点となりますが、より争点が明確な衆院選が一緒に行われることで、知事選、衆院選共に投票率が上がることが期待されます。

ただダブル選で選挙事務への影響も出ています。津山市選挙管理委員会では、投票所の入場券の発送が遅れています。１１日から県内各地で期日前投票が始まりますが、選管では入場券がなくても投票ができることを周知しています。