観音寺市では華やかな装飾を施した太鼓台（ちょうさ）がまちを練り歩く秋祭りのシーズンを迎えています。高松市の情報通信会社がネット上で太鼓台の位置を知らせる実証実験を行います。

四国電力グループの「ＳＴネット」が１１日から始まる「さぬき豊浜ちょうさ祭」、１２日から始まる市内常磐地区の「加茂神社」の秋祭りで行うものです。「ここやきん」（香川県の西部、西讃地方の方言で「ここですから」の意味）というアプリで、無料で利用できます。

太鼓台にＧＰＳ（衛星利用測位システム）を取り付け、太鼓台の動きに合わせて地図上に現在の位置が表示されます。太鼓台を揺らすとスマホ上のアイコンも揺れる仕掛けも用意されています。

同社ではこの実証実験を２０２２年から行っていますが、２０２３年には１万人を超える利用があったとみられています。

このアプリにアクセスするためのＱＲコードは、地元の自治会館や各まつりの会場などに掲示されています。さぬき豊浜ちょうさ祭は、まつりのホームページに掲載されています。