岡山市の岡山ガスは個人情報の取り扱いを委託していた、東京ガスの子会社（東京ガスエンジニアリングソリューションズ）のサーバーに不正アクセスがあり、個人情報約１２万件が流出した可能性があるとして、重複分、送付不要分などを除く約８万件に文書を発送したと発表しました。

岡山ガスによりますと、今のところ個人情報が流出した痕跡は確認されておらず、不正利用など二次被害に関する報告はないとしています。

流出した可能性がある情報は名前、建物名、ガス使用量、供給先番号（供給拠点を特定する個別番号）、用途番号（家庭用・業務用など用途を表す番号）、開栓種別（開栓・閉栓などの状況を表す番号）で約１２万件です。住所や電話番号、メールアドレス、銀行口座情報、クレジットカードの情報は含まれていません。

岡山ガスは１６日に今回の経緯を説明した文書を約８万件に発送しています。今後の対応については「外部の専門機関の協力も得ながら、より厳重なセキュリティ体制の構築による再発防止に取り組むこととしています。このような事態を大変重く受け止めており、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを、重ねてお詫び申し上げます。」としています。