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争点は“殺意”の有無 高松市路上での上司殺人未遂事件 初公判で被告の51歳男は殺意を否認【香川】

2024.10.21

争点は“殺意”の有無 高松市路上での上司殺人未遂事件 初公判で被告の51歳男は殺意を否認【香川】

2023年7月、高松市の路上で、上司の男性を果物ナイフで刺したなどとして、殺人未遂などの罪に問われている男の裁判員裁判が始まりました。

高松地方裁判所で開かれた10月21日の初公判で、男は殺意を否認しました。

殺人未遂などの罪に問われているのは、さぬき市志度の無職、淵崎満仁被告(51)です。起訴状によりますと、淵崎被告は2023年7月14日、高松市小村町の路上で、殺意を持って上司の会社役員の男性の首をゴルフクラブで殴ったうえ、胸を果物ナイフで刺したなどとされています。男性は全治3カ月の重傷を負いました。

この裁判では殺意の有無が争点となっていて、高松地裁で開かれた21日の初公判で、淵崎被告は「殺すつもりはありませんでした」と殺意を否認しました。

検察側は冒頭陳述で、淵崎被告は自身の横領行為を上司の男性に突き止められるなど、憎しみを募らせていたとしたうえで、「殺傷能力の高い2つの凶器を準備し、一歩間違えたら死亡するほどの傷害を負わせた」などと殺意があったと指摘しました。

一方、弁護側は、ゴルフクラブで痛めつけようとしただけで、ナイフは意図的に刺しておらず、殺意はなく、傷害罪にとどまると主張しました。
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