2024.11.19
妻は“かけがえのない人”…夫婦で地域見守る「岡山県民の警察官」秋山照光巡査部長(54)【岡山】
長年地域の安全に貢献した警察官に贈られる「岡山県民の警察官」。2024年に選ばれたのは、美咲警察署西川駐在所に務める秋山照光巡査部長。妻と二人三脚で地域を見守り続けています。
■あいさつ運動
「おはようございます」
子供たち一人一人に丁寧にあいさつをする駐在所のお巡りさん。美咲警察署西川駐在所に務める秋山照光巡査部長(54)です。
(児童は…)
「いつも安心して登下校できる。優しい人です」
秋山巡査部長は、子供たちの通学の見守り活動を、妻の照子さんと一緒に約15年間続けています。
(秋山巡査部長)
「大人の2人が来ることで子供たちに安心感を伝えられるかなと思います」
(妻・照子さん)
「生活の一部になっています。私たちの」
たくましい体と優しい笑顔で地域住民からの信頼も厚い秋山巡査部長。長年地域の安全に貢献した警察官に贈られる岡山県民の警察官に選ばれました。
岡山県の中央部に位置する美咲町。合併前の旧旭町があった地域は、山々に囲まれ、澄んだ空気が広がるのどかな場所です。
この旧旭町地域の中心にあるのが西川駐在所。勤務する秋山巡査部長は、約940世帯2000人の住民の安全な暮らしを守るため、地域を走り回ります。
(秋山巡査部長)
「今日はお世話になります」
この日、秋山巡査部長が向かったのは地域の高齢者が交流するサロンです。高齢者が被害に遭いやすい特殊詐欺の注意すべきポイントを説明します。
(秋山巡査部長)
「警察官をかたった電話がある。もし電話があったら、どこの部署、担当者の名前を絶対に確認してほしい」
(地域の人は…)
「年に一度は話を聞くが、とてもためになる」
「秋山さんの話を聞いて皆さん勉強になったと思う」
地域の人との交流がやりがいに繋がっていると秋山巡査部長は言います。
(秋山巡査部長)
「家庭訪問やサロンで皆さんとふれあうことが一番大切。日頃なかなか会えない人がいるが、皆さんの顔を見れば元気にしていると分かって、心がやすらぐ」
サロンから帰った後は管内の巡回。地域の商店など一軒一軒に足を運びます。
「こんにちは。駐在所の秋山です。寄らせてください」
体の大きな秋山巡査部長。腰を下ろして、住民の目線で語り掛けます。
「どうですか?何か変わったことないですか?」
「秋山さんがよく見てくれるので助かります」
西川駐在所に勤務して5年目。こうした積極的な交流が地域の人たちの信頼につながっています。
(地域の人は…)
「地域の人と密着して何でもしてくれる。本当に助かっている」
秋山巡査部長は、1992年に岡山県警に入りました。以来30数年、警察官人生の半分以上を交番や駐在所で勤務し、地域住民の安全な暮らしを守ってきました。
そんな秋山巡査部長が、約15年前から続けているのが、妻の照子さんと毎朝行う児童の通学の見守り活動です。
「そろそろ時間よ」
朝7時過ぎ、2人が駐在所の前に立ちました。小さな子供たちが安全に通学できるよう、夫婦二人三脚で誘導します。
(秋山巡査部長)
「トラック来たよ」
新見市の雪の多い地域に勤務していた15年前、保護者から頼まれたのが見守り活動の始まりでした。その後、真庭市、美咲町と勤務地が変わっても自発的に続けています。
子供たちを送り届けた後は、そのまま学校に残り、遠くからスクールバスなどで通ってくる子供たちを迎えます。
「おはようございます」
「いってらっしゃい。頑張ってね」
(秋山巡査部長)
「全国的に登下校の時間帯に車が突っ込む交通事故をニュースで見ているので、西川地区から交通事故の被害者を出さないように見守り活動を続けている」
(学校の副校長は…)
「雨の日も、風の日も、雪の日も登下校の見守りをしてもらっているので、子供たちも地域のお巡りさんということで親しんでいる」
夕方。学校の終わった子供たちの下校の時間です。この時も、秋山巡査部長の隣には妻・照子さんの姿が。
(秋山巡査部長)
「かけがえのない人。嫁さんがいないと僕一人ではこの駐在所ではやっていけてないと思うし、見守り活動も一人ではできていないと思う」
二人三脚で地域を守り、地域から愛されてきた2人。お互いの存在についてこのように語ります。
(妻・照子さん)
「ぼーっとしているところが多いが、時にキリっとするところもあるので、それを引き続き頑張っていただいて私も応援をしながら頑張っていこうかなと思う」
(秋山巡査部長)
「嫁さんにいつもお世話になってばかりなんですけど、これからも夫婦二人でやっていきたい」
謙虚で優しい地域のお巡りさん。美咲警察署西川駐在所の秋山巡査部長は頼れる妻と一緒に、これからも地域の安全・安心を守り続けます。
■あいさつ運動
「おはようございます」
子供たち一人一人に丁寧にあいさつをする駐在所のお巡りさん。美咲警察署西川駐在所に務める秋山照光巡査部長(54)です。
(児童は…)
「いつも安心して登下校できる。優しい人です」
秋山巡査部長は、子供たちの通学の見守り活動を、妻の照子さんと一緒に約15年間続けています。
(秋山巡査部長)
「大人の2人が来ることで子供たちに安心感を伝えられるかなと思います」
(妻・照子さん)
「生活の一部になっています。私たちの」
たくましい体と優しい笑顔で地域住民からの信頼も厚い秋山巡査部長。長年地域の安全に貢献した警察官に贈られる岡山県民の警察官に選ばれました。
岡山県の中央部に位置する美咲町。合併前の旧旭町があった地域は、山々に囲まれ、澄んだ空気が広がるのどかな場所です。
この旧旭町地域の中心にあるのが西川駐在所。勤務する秋山巡査部長は、約940世帯2000人の住民の安全な暮らしを守るため、地域を走り回ります。
(秋山巡査部長)
「今日はお世話になります」
この日、秋山巡査部長が向かったのは地域の高齢者が交流するサロンです。高齢者が被害に遭いやすい特殊詐欺の注意すべきポイントを説明します。
(秋山巡査部長)
「警察官をかたった電話がある。もし電話があったら、どこの部署、担当者の名前を絶対に確認してほしい」
(地域の人は…)
「年に一度は話を聞くが、とてもためになる」
「秋山さんの話を聞いて皆さん勉強になったと思う」
地域の人との交流がやりがいに繋がっていると秋山巡査部長は言います。
(秋山巡査部長)
「家庭訪問やサロンで皆さんとふれあうことが一番大切。日頃なかなか会えない人がいるが、皆さんの顔を見れば元気にしていると分かって、心がやすらぐ」
サロンから帰った後は管内の巡回。地域の商店など一軒一軒に足を運びます。
「こんにちは。駐在所の秋山です。寄らせてください」
体の大きな秋山巡査部長。腰を下ろして、住民の目線で語り掛けます。
「どうですか?何か変わったことないですか?」
「秋山さんがよく見てくれるので助かります」
西川駐在所に勤務して5年目。こうした積極的な交流が地域の人たちの信頼につながっています。
(地域の人は…)
「地域の人と密着して何でもしてくれる。本当に助かっている」
秋山巡査部長は、1992年に岡山県警に入りました。以来30数年、警察官人生の半分以上を交番や駐在所で勤務し、地域住民の安全な暮らしを守ってきました。
そんな秋山巡査部長が、約15年前から続けているのが、妻の照子さんと毎朝行う児童の通学の見守り活動です。
「そろそろ時間よ」
朝7時過ぎ、2人が駐在所の前に立ちました。小さな子供たちが安全に通学できるよう、夫婦二人三脚で誘導します。
(秋山巡査部長)
「トラック来たよ」
新見市の雪の多い地域に勤務していた15年前、保護者から頼まれたのが見守り活動の始まりでした。その後、真庭市、美咲町と勤務地が変わっても自発的に続けています。
子供たちを送り届けた後は、そのまま学校に残り、遠くからスクールバスなどで通ってくる子供たちを迎えます。
「おはようございます」
「いってらっしゃい。頑張ってね」
(秋山巡査部長)
「全国的に登下校の時間帯に車が突っ込む交通事故をニュースで見ているので、西川地区から交通事故の被害者を出さないように見守り活動を続けている」
(学校の副校長は…)
「雨の日も、風の日も、雪の日も登下校の見守りをしてもらっているので、子供たちも地域のお巡りさんということで親しんでいる」
夕方。学校の終わった子供たちの下校の時間です。この時も、秋山巡査部長の隣には妻・照子さんの姿が。
(秋山巡査部長)
「かけがえのない人。嫁さんがいないと僕一人ではこの駐在所ではやっていけてないと思うし、見守り活動も一人ではできていないと思う」
二人三脚で地域を守り、地域から愛されてきた2人。お互いの存在についてこのように語ります。
(妻・照子さん)
「ぼーっとしているところが多いが、時にキリっとするところもあるので、それを引き続き頑張っていただいて私も応援をしながら頑張っていこうかなと思う」
(秋山巡査部長)
「嫁さんにいつもお世話になってばかりなんですけど、これからも夫婦二人でやっていきたい」
謙虚で優しい地域のお巡りさん。美咲警察署西川駐在所の秋山巡査部長は頼れる妻と一緒に、これからも地域の安全・安心を守り続けます。