2024.11.20
「冬型栄養失調」になりやすい人とは?注意すべき点と食べておきたい“野菜&果物”【急上昇N岡山・香川】
今、話題のニュースを詳しく解説する急上昇ニュースです。11月18日の週、寒波が到来して気温が下がったことで、栄養失調が懸念されています。それはどういうことか。また、ある果物への期待も高まっています。佐藤樹理アナウンサーの報告です。
(佐藤樹理アナウンサー)
「2024年の秋は気温が高い日が続いていましたが、今週ようやく気温が下がり冬の訪れを感じるようになりました。気温が下がると懸念されるのが「冬型栄養失調」です。岸下さんと中塚さんは聞いたことありますか?」
(岸下恵介キャスター)
「栄養失調は聞いたことあるが、「冬型栄養失調」、私は初めて聞きました」
(中塚美緒キャスター)
「私も初めて聞きました。夏だと「夏バテ」で食欲が減退してという理由が思いつくが、冬だとなぜ。普通の栄養失調とどう違うのかが気になりました」
(佐藤樹理アナウンサー)
「気温が下がると体温を保つために多くのエネルギーを消費します。夏と比べると約10%多くエネルギーを消費しているとも言われています。そうなると、これまでと同じ食事では栄養が不足することがあります。この状態を「冬型栄養失調」と言います。主な症状としては口内炎や疲れやすい、そして、まぶたがピクピクとけいれんするといった症状が挙げられます。専門家に詳しい話を聞いてきました」
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「夏バテという言葉もあるが、逆に冬バテという言葉も最近使われる。寒い季節は夏場以上に体力を消耗している可能性がある」
そして特に注意すべき人は・・・
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「ダイエットをしている人は食事制限をしている人が多いので、夏場と同じように冬場もやると栄養失調になるリスクが高まる。貧血気味の人も注意が必要だと思う」
では、どうしたらいいのか。実はこの時期から食べる機会が多くなる、あの果物が効果的だと言います。
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「ミカン、冬の旬の果物。ビタミンも豊富でポリフェノールの一種のフラボノイドも入っている。食物繊維のペクチンなども含まれ、バラエティーに富んだユニークなフルーツ」
果実には「ビタミンC」、皮などに「ペクチン」や「ヘスペリジン」、白い筋には様々な「ビタミン」など、エネルギーを効率的に摂取するのを助ける豊富な栄養素が含まれています。1日に1個から2個食べるとよいとされています。
(佐藤樹理アナウンサー)
「太陽の光をいっぱい浴びて、1本の木にたくさんのミカンが実っています」
備前市日生町の農園。ミカンは岡山県内でも栽培が盛んです。特に今は、温州ミカンの「宮川早生」がたわわに実っています。
(佐藤樹理アナウンサー)
「重量感もありずっしりしている。皮がとっても薄い。甘い。みずみずしい。噛めば噛むほど汁が溢れて、甘酸っぱくておいしい」
この農園ではミカン狩りも行っていて、多くの客が訪れています。
(客は…)
「甘い。おいしいですね。ミカン狩りに毎年行く。自然のミカンを食べられて。自分で狩ることができるのがいい」
(下林農園 坂口智美さん)
「ミカンは寒くなるとさらに熟し、もっと甘いミカンになる」
岡山でも地元のミカンが出回る時季となりました。一方、2024年は猛暑の影響で、全国各地のミカンの産地で懸念が高まっています。他の果物と同じように出荷量が減り、価格が上がる可能性があります。こうした状況もあり専門家は次のように指摘します。
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「(ミカンに加え)旬の野菜や果物を上手く取り入れて、冬型栄養失調を乗り越えると良い」
(佐藤樹理アナウンサー)
「ミカンもおいしい時季となりましたが、やはりバランスのよい食事が大切だそうです。
必要な栄養素をまとめてみました。
ビタミンB群は納豆やキノコ、ビタミンCはミカンやイチゴ、
鉄や葉酸は、牛肉やマグロ、
マグネシウムはホウレンソウやノリ、良質な脂質は魚やオリーブなどに含まれます。
これらは一例ですが、バランスよく取ることが大切です。
(岸下恵介キャスター)
「食卓で一品増やしたり、鍋の季節でもあるので具材を一つ増やすとか、バランスの良い食事を心掛けたいですね」
(中塚美緒キャスター)
「私も勉強になったので、早速実践してみたいと思います」
寒くなると衣替えも大切ですが、体の内側から冬支度をすることを考えてみてはいかがでしょうか。
(佐藤樹理アナウンサー)
「2024年の秋は気温が高い日が続いていましたが、今週ようやく気温が下がり冬の訪れを感じるようになりました。気温が下がると懸念されるのが「冬型栄養失調」です。岸下さんと中塚さんは聞いたことありますか?」
(岸下恵介キャスター)
「栄養失調は聞いたことあるが、「冬型栄養失調」、私は初めて聞きました」
(中塚美緒キャスター)
「私も初めて聞きました。夏だと「夏バテ」で食欲が減退してという理由が思いつくが、冬だとなぜ。普通の栄養失調とどう違うのかが気になりました」
(佐藤樹理アナウンサー)
「気温が下がると体温を保つために多くのエネルギーを消費します。夏と比べると約10%多くエネルギーを消費しているとも言われています。そうなると、これまでと同じ食事では栄養が不足することがあります。この状態を「冬型栄養失調」と言います。主な症状としては口内炎や疲れやすい、そして、まぶたがピクピクとけいれんするといった症状が挙げられます。専門家に詳しい話を聞いてきました」
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「夏バテという言葉もあるが、逆に冬バテという言葉も最近使われる。寒い季節は夏場以上に体力を消耗している可能性がある」
そして特に注意すべき人は・・・
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「ダイエットをしている人は食事制限をしている人が多いので、夏場と同じように冬場もやると栄養失調になるリスクが高まる。貧血気味の人も注意が必要だと思う」
では、どうしたらいいのか。実はこの時期から食べる機会が多くなる、あの果物が効果的だと言います。
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「ミカン、冬の旬の果物。ビタミンも豊富でポリフェノールの一種のフラボノイドも入っている。食物繊維のペクチンなども含まれ、バラエティーに富んだユニークなフルーツ」
果実には「ビタミンC」、皮などに「ペクチン」や「ヘスペリジン」、白い筋には様々な「ビタミン」など、エネルギーを効率的に摂取するのを助ける豊富な栄養素が含まれています。1日に1個から2個食べるとよいとされています。
(佐藤樹理アナウンサー)
「太陽の光をいっぱい浴びて、1本の木にたくさんのミカンが実っています」
備前市日生町の農園。ミカンは岡山県内でも栽培が盛んです。特に今は、温州ミカンの「宮川早生」がたわわに実っています。
(佐藤樹理アナウンサー)
「重量感もありずっしりしている。皮がとっても薄い。甘い。みずみずしい。噛めば噛むほど汁が溢れて、甘酸っぱくておいしい」
この農園ではミカン狩りも行っていて、多くの客が訪れています。
(客は…)
「甘い。おいしいですね。ミカン狩りに毎年行く。自然のミカンを食べられて。自分で狩ることができるのがいい」
(下林農園 坂口智美さん)
「ミカンは寒くなるとさらに熟し、もっと甘いミカンになる」
岡山でも地元のミカンが出回る時季となりました。一方、2024年は猛暑の影響で、全国各地のミカンの産地で懸念が高まっています。他の果物と同じように出荷量が減り、価格が上がる可能性があります。こうした状況もあり専門家は次のように指摘します。
(岡山県立大学栄養学科 伊東秀之副学長)
「(ミカンに加え)旬の野菜や果物を上手く取り入れて、冬型栄養失調を乗り越えると良い」
(佐藤樹理アナウンサー)
「ミカンもおいしい時季となりましたが、やはりバランスのよい食事が大切だそうです。
必要な栄養素をまとめてみました。
ビタミンB群は納豆やキノコ、ビタミンCはミカンやイチゴ、
鉄や葉酸は、牛肉やマグロ、
マグネシウムはホウレンソウやノリ、良質な脂質は魚やオリーブなどに含まれます。
これらは一例ですが、バランスよく取ることが大切です。
(岸下恵介キャスター)
「食卓で一品増やしたり、鍋の季節でもあるので具材を一つ増やすとか、バランスの良い食事を心掛けたいですね」
(中塚美緒キャスター)
「私も勉強になったので、早速実践してみたいと思います」
寒くなると衣替えも大切ですが、体の内側から冬支度をすることを考えてみてはいかがでしょうか。