岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、レスリング６５kg級・高松農業高校３年の小野高虎選手です。

７月１６日に行われた特別国民体育大会レスリング競技、少年男子の部の岡山県代表選考会、６５kg級で優勝し、９月に鹿児島県で開催される本大会にグレコローマンスタイルで出場することが決まりました。

■相手の攻撃を封じて勝利

決勝は笠岡工業の竹田冬馬選手との対戦。腰の状態が良くない中、相手が攻撃できない体勢にする「腕取り」の作戦が功を奏し、１分２１秒のフォール勝ちを収めました。試合後には「防御は出来ている方だと思うが、攻撃面ではまだ自分から仕掛けられていないので、練習から意識して、攻撃ができるようになりたい」と自己分析していました。

■将来の夢は「競輪選手」

小野選手は中学３年生からレスリングを始めました。連戦が続く全国大会に向け、股関節の可動域を広げるストレッチを行うなど、体のケアを入念に行っています。将来の夢は「競輪選手」。レスリングのトレーニングや体のケアは、その夢にもつながっていきます。

■得意のグレコローマンスタイルで頂点へ

７月の北海道インターハイは、腰の状態が上がらず、痛み止めの薬を飲みながら挑んだものの無念の初戦敗退。「腰のことを考えてしまった」と振り返り、かごしま国体では「焦らないように落ち着いて試合に臨みたい」と話しています。
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目標は、東京オリンピックのグレコローマンスタイルで60kg級銀メダルを獲得した文田健一郎選手（ミキハウス）。かごしま国体では、自身も得意とするグレコローマンスタイルで頂点を狙います。