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2023.11.01

国の基準値超え“PFAS”成分を除去へ…円城浄水場で活性炭入れ替え作業が完了【岡山・吉備中央町】

岡山県吉備中央町の円城浄水場の水から国の基準値を超えた有機フッ素化合物、PFASが検出された問題です。町は11月1日、浄水場の水をろ過する活性炭の入れ替え作業を完了させました。

(三竿雅義記者)
「きょう(1日)こちらの浄水場に投入されているのはこちらの活性炭。これによりPFASの成分を除去することができるのです」

円城浄水場では2020年10月の水質検査以降、コレステロール値の上昇や、発がん性が指摘されるPFASの2つの物質が国の暫定目標値を超えていました。町は水源となるダムを変更したあと、ろ過装置の中の砂利と活性炭の取り換え作業を進め、1日に完了しました。

(吉備中央町水道課 歳原雅則課長)
「円城浄水場区域の水道について、水道水としての検査基準ではないがPFOS、PFOAの数値が高かった物を目標基準値を下回る事ができると考えている」

現在も522世帯が飲み水としての利用を制限されていて、町は今後、配管や5カ所の配水池の清掃を行うとともに2日に1回の水質検査を重ね、11月末には復旧させたいとしています。