２０２３年９月に名古屋市で開かれた障害者野球の世界大会に、日本代表として出場した倉敷市の選手が、１２月２８日に市長を訪問し、世界一の快挙を報告しました。

倉敷市役所を訪れたのは障害者野球日本代表の浅野僚也選手です。倉敷市の伊東香織市長に世界一の快挙を報告しました。

伊東市長は「世界大会を始め、様々な大会でチームを優勝に導き、個人でもＭＶＰを獲得していて誇らしい」と話し、今後の活躍を期待しました。

浅野選手は甲子園出場の経験を持つ元高校球児でしたが、卒業後、交通事故にあい、利き手では、思うようにボールが投げられなくなりました。

絶望の中で「障害者野球」に出会った浅野選手は、岡山のチームで再び野球を始め、２０２３年初めて日本代表入りを果たしました。「もうひとつのＷＢＣ」と呼ばれる障がい者野球の世界大会。浅野選手は外野手として出場し、日本は、２大会連続４度目の世界一に輝きました。

（障害者野球日本代表　浅野僚也選手）
「倉敷市長に報告でき、改めて世界大会優勝という実感が湧いた来年も全国大会があるのでピッチャーとしてもチームの優勝に貢献できるようにしたい」

世界大会では岡山のチームからコーチと選手６人が日本代表に選ばれていました。